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バルザックの"人間喜劇"を読む【3】2006.02.13 Monday
[バルザック]『村の司祭』(東京創元社版全集21)を読んだ。 かいつまんだ粗筋。 主人公たるヴェロニックという女性が生まれ、銀行家のグラランと結婚してしばらく経つまでが1章。続いてある殺人事件と容疑者タシュロンの逮捕が2章。秘密を隠したままタシュロンが処刑される3章。グララン夫人(ヴェロニック)が、夫が死んだ後に田舎にいって、地域の開発に貢献する4章。そしてヴェロニックが死ぬ間際に秘密が明かされる5章。 長い小説だが、どうも構成が中途半端だったみたい。村の司祭がほとんど出てこないし、目立った働きもしない。。伏線もないし、話の中で盛り上がるところもない。。 というわけで人物再登場に焦点をあててみる。 まずはラスティニヤック司教という名前。ハンドブックで調べてみるとラスティニヤック司教は男爵の弟と書いてあるので、『ゴリオ爺さん』に登場するラスティニヤックの叔父に当たるのかな?それだと年代がおかしいから従兄か?とにかく『ゴリオ爺さん』を入り口としてバルザックを読み始めるとラスティニヤックの行く末はとりあえず気になるのだ。 また、数少ない伏線に絡む検事代理のド・グランヴィル子爵について調べてみた。ハンドブックに父親のグランヴィル伯爵がでていた。伯爵にはさらに次男と二人の女子がいる。よし、次の本が決まった。この二人の女子が登場する『イブの娘』を読もう。 "人間喜劇"を読む【1】 "人間喜劇"を読む【2】 ◎次号予告:バルザックの"人間喜劇"を読む【4】『バルザック全集』(河出書房版)の『エーヴの娘』◆ |
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