楽楽楽楽楽(ごらく)堂

「子育て」「本」「自然」「文京区」「?」5つの楽しさを夫婦で紹介
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伊豆の本といえば・・・

旅行に行くときには、なるべくご当地ものの小説を選ぶようにしている。

伊豆の本といえば、川端康成の「伊豆の踊り子」でしょう! よし、とわが家の本棚を探すとない。。。おっかしいなぁ、あるはずだったのに。

仕方がないので、妻からもらった「雪国」と「川のある下町の話」を持っていくことにした。まったくもってご当地ものではないけど・・・

でも、読みはじめた「雪国」予想外によい本でした。「山の音」を半年ぐらい前に読んだけど、魅力を感じなかった川端康成だったのに、ぐいぐい読み進めました(坊主と一緒に7時ごろ寝て、10時ごろにおきてから読みました)。

みんなで楽しい旅行でしたが、自分個人としても満足のいく旅行でした。
by ごらく堂主人(夫) | [読書]日本文学 | comments(0) | trackbacks(0)| |
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新聞と図書館の話

わが家では東京新聞というあまりメジャーではない新聞を採用しています。
試しに読んでみたら、東京に関する記事が充実して、地方紙的に楽しめたことが大きな理由です。また、子育てに関する情報も豊富でした。

さておき。
その東京新聞の書評で眼に留まったのが鳴海風の『ラランデの星』という作品です。
どういった書評だったかは東京新聞の書評を参考に。

ボクはあまり新刊書を買うことはありません。基本的にそれほどすぐに読まなきゃいけない本なんてないからです。さらに、こういった面白い書評を見た場合には、図書館で探してしまいます。文京区の図書館はWeb上で検索・予約ができるためかなり使い勝手がよいのです。

本書に出てくる伊能忠敬といえば、井上ひさしの『四千万歩の男』が思い浮かびます。未読の本ですが、今度古本屋で見かけたら買っておこう。

という風に読書の幅が広がる良い本だったと思います。
続いて鳴海風の『円周率を計算した男』も借りてみました。
by ごらく堂主人(夫) | [読書]日本文学 | comments(0) | trackbacks(0)| |
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『二人のガスコン』を読んで

『二人のガスコン』上中下巻、1週間ほどで読み終わった。

評価としては、及第点といったところ。

期待が大きすぎたか。。。

話の設定として『三銃士』と『二十年後』の間を選んだのはうまいと思った。

史実と小説と二重の縛りがあるせいか、話の盛り上がりがいまいち。

ふと思ったのは、日本史バージョンでこういう小説を書くのが山田風太郎かなぁと。

さて『二人のガスコン』と同時並行に読み進めた『ダルタニャンの生涯』だが、これはこれで非常にいい読みものでした。一緒に読むことで本編の楽しみは増えること間違いなし。

もう1冊佐藤賢一読んでみよう。それで今後を占おう。◆/span>
by ごらく堂主人(夫) | [読書]日本文学 | comments(0) | trackbacks(0)| |
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佐藤賢一

佐藤賢一はWikipediaで次のように紹介されています。
中世から近世にかけてのヨーロッパを舞台とした歴史小説を多く書いている。史実をもとにしながら、破天荒なストーリー、登場人物たちの濃厚な性格描写など、長編を一気に読ませる筆力で知られる。


それでハッと思い出したのが、デュマの三銃士とダルタニャン。
4年ほど前に『三銃士』『二十年後』『ブラジュロンヌ子爵』と三銃士3部作11冊を一気に読んだことがあった。
(その当時はこの本絶版でした。江古田の古本屋で各200円で買ったことを覚えています。その後復刊ドットコムから単行本で再発売されました。)
非常に面白く、ついでにその時代の背景となるルイ13世時代の歴史の本も読みました。

で、その『三銃士』を読み終わった頃出版されたのが佐藤賢一の書いた「ダルタニャンの生涯-史実の三銃士-」だったのです。当時書店で斜め読みしただけで買いませんでした。

つい興奮して話がちらばっていますが、佐藤賢一とは、
日本人にしては珍しく、本格的に西洋を舞台にした小説を書いている。その背景として大学で西洋史を学んでいた。
という人であるそうな。

早速会社帰りに図書館によって
「ダルタニャンの生涯」
「二人のガスコン(上中下)」
を借りてきた。
ガスコンとはダルタニャンの出身地域ではないか。
もしやと思ってないよう紹介を見てみると
まさにダルタニャン(とシラノ・ベルジュラック)
が主役の物語らしい。

うーん、期待がかなり高まる。しかも3巻もあるなんて!
by ごらく堂主人(夫) | [読書]日本文学 | comments(0) | trackbacks(0)| |
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恩田陸『ネクロポリス』を読む【2】

[恩田陸]『ネクロポリス』読み終わった。
いつもどおりこの人の作品にはすごーくいいところとキズがある。

やっぱりキズから書くべきだろうと思いますので。
下巻の最後の1/4ぐらいからの展開〜最後までは納得できない。
この終わらせ方だとこの物語に登場した人物のほとんどが登場した意味がない。登場してもしなくても、物語中で何をしてもしなくても結末が変わらなかったと思わる。。こんなのアリ?

それでもなお恩田陸は、面白い!

と言わざるを得ない。

大人になってからの読書(ボクがいうのは小説のみ)は、うがった見方をしたり、意味(寓意)を探そうとしたり、何か構えて読んでいるところがあるような気がする。その一方で恩田陸を読んでいるときは、そんな余計な事を考えずに物語に身も心も任せてしまっているような感覚になる。

「おー!」「つぎはどうなる?」「そうきたか。」「え!」

実に心地よい。恩田陸の場合1冊読むのに2時間掛かるか掛からないか。その間とにかくずーっと読んでいられる。トイレに行くのももったいない。
小学生ぐらいのころミステリーやSFをかたっぱしから図書館で借りて、学校帰りに歩きながら読んだときのような感覚。

『ネクロポリス』を含め恩田陸の作品は結末にガッカリさせられる作品がちらほらある。でも、どっぷり浸かっていた物語の世界から現実に戻ってくるのにはちょうどいいと考えることもできる。

『ネクロポリス』の物語が自分の中を通り抜けて行く間とても幸せな気分だった。こういう感覚が味わえるのが嬉しくて、文句たれつつまた次の本を読み始めるんだろうなぁ。

by ごらく堂主人(夫) | [読書]日本文学 | comments(0) | trackbacks(0)| |
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恩田陸『ネクロポリス』を読む【1】

前回[恩田陸]に関してちょっと批判的な事を書きましたが、それはそれとして、比較的新刊の『ネクロポリス』読み始めました。

ボクは主に布団で本を読みます。朝までそのままなので、わが家で一番早起きの坊主がたいがいしおりやカバーをぐちゃぐちゃにしてくれます。
人は経験から学ぶものです。ボクは本を読むときにカバーをはずすようになりました。

これがなんの前ふりかというと、『ネクロポリス』はカバーをとったあとの佇まいがすばらしくよかったのです。
おもて表紙は、水の都と城塞都市を足したような印象で、全体としては牧歌的な雰囲気がある。しかしなぜか中央にやや古びた大きな鳥居がある。
一方のうら表紙はその鏡像のようだが夜のような暗さ。さらにいかづちが空を走り、烏が空を舞っている。そして中央の鳥居にはだれかが首を吊られている様子。

ボクにはピンときませんでしたが、以前会社の人が本をジャケット買い(見た目で買う)することがあるといっていました。『ネクロポリス』もカバーよりもこの表紙で売ったほうがよかったのではと思いました。

そして読み始めると。世界設定が独特でかなり面白い要素が散りばめられています。

イギリスと日本を融合させたような国家が成立したらしい。むろん日本もイギリスもそれはそれとして存在しています。というかその国(地域)以外は現在そのままです。

そしてその国ではヒガンになるとアナザーヒルという場所(島)に行きます。そこでは"お客さん"と呼ばれる死んだ人々が現実に現れるのです。つまり日本のお彼岸を風習としてではなく、現実に起こるものとして扱っているのです。

なるほど。ネクロ(死者の)ポリス(街)ということですか。

異世界ファンタジーだけではありません。1章の最後でさきほど表紙について述べた殺人事件が起こり、恩田陸特有のミステリの世界にも突入していきます。さて、「殺したのは誰なのか」だけではなく「誰が死んでいるのかいないのか」などがもつれにもつれていくんでしょうね。楽しみ楽しみ。さぁ、いまから1時間は読書してから寝るぞー。

おっ、もうすぐ1000カウントだ!
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恩田陸に感じた違和感

[恩田陸]がブームとさんざん書いておきながら、『黄昏の百合の骨』を読み終わって感じた違和感について。

面白いし、ぐいぐい読めて満足があるのは間違いない。
でも。。。

思想、考え方、生き方などが何も提示されていないことに気付いた。
「あ〜面白かった!」で終わりなのだ。それはそれでひじょーにいいことで、そういう読書を否定するつもりはないし、自分でもそういう読書を求めているときがあるのだが。。。

恩田陸の作品では、なぜか忘れていたり、記憶喪失だったりして主人公は何もしらない状態におかれている。それがなにかのきっかけで思い出したり、友人に知らされたりして判明してくる。それがミステリー的な要素になっていて、先をぐいぐい読ませる原動力にもなっているのだが、主人公は常に受身であり、それゆえ主人公は明確な進むべき方向性をもっていない。

作品を読んで「こういう考え方もあるのか」、「こういう人生もあるんだな」などと考えさせてくれることがない。

別にいつもそんな硬い読書をしているわけではないが、なんとなくそんなことを思った次第。でも、とりあえず面白いから読んじゃうんだな。『黄昏の百合の骨』も2時間で一気読みだったし。
by ごらく堂主人(夫) | [読書]日本文学 | comments(0) | trackbacks(0)| |
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山田風太郎『地の果ての獄』を読む

[山田風太郎]の明治小説で読んでいなかった最後の作品『地の果ての獄』。
題のとおり、まさしく当時地の果てであったであろう北海道の地獄つまり監獄が舞台です。風太郎の明治小説で、東京が舞台じゃないのは他にあったかな?
また、この作品では歴史上の有名人もほとんど登場しない。幸田露伴がちょこっと顔を出すぐらいか。

監獄に入っている人が単純に悪い人ではなく、時代に翻弄された面がある。囚人たちを見つめる看守がいつしかそれらの人に心を寄せていく。

こんな筋書きです。はっきりいっていままでの忍法帖などでもこのパターンはあったろうと思う。しかも文庫本で1冊半ほどの分量は必要なかったかと。あまりお勧めでない。

さて、これで一通り明治物を読んだので1月の風太郎集中読書月間は終了。
2月は[恩田陸]にするかな。ラインアップは「黄昏の百白の骨」「ネクロポリス」「ライオンハート」。
by ごらく堂主人(夫) | [読書]日本文学 | comments(0) | trackbacks(0)| |
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最近読んだ恩田陸の本

[恩田陸]の『黒と茶の幻想』→『三月は深き紅の淵を』→『麦の海に沈む果実』とここ最近読みました。

どうやら"しまった!"と思ったのは、この3作品がそれぞれに関わりがあると気付いてからです。

発表順としては『三月』→『麦の海』→『黒と茶』のようで(未確認)、その順番で読めばよかったなと。『黒と茶』が先走ってしまった。。。

『三月は深き紅の淵を』の4章の中に入れ子で入っている小作品が、『麦の海に沈む果実』となったようなのです。また、『三月』の中でしばしば『黒と茶の幻想』という作品の話題も出てきます。

推測でしかないのですが、『三月』を書いていた時期に新しいイメージがわいてきて、それを進行中の作品にちりばめたのかなと。

ウラジミール・[ナボコフ]の『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』にも、ほんのさわりだけが述べられた作品がいくつもありました。読んでみたいなぁと思う作品ばかりでした。イタロ・カルヴィーノ、ボルヘス、レムにもそんな作品があるなぁ。

『三月は深き紅の淵を』を先に読んでいれば、「この本読んでみたい。」と思った本を現実に読むことができて楽しかっただろうな、と。

男女の仲良いグループ、同じ名前の登場人物、(恩田陸恒例の)隠された過去といった点で共通しているところがあるこれらの作品、未読の方はぜひこの順番で。

妻は現在『三月』を読み進めています(運のいいやつめ)。
ボクは年齢的には比較的近い『黒と茶の幻想』が3作品の中では最も楽しくわくわく読むことができました。

『黄昏の百合の骨』というのもこの一連の作品らしい。
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『鴎外の坂』を読む。

森まゆみの『鴎外の坂』を読み終わりました。
かなりの力作で、読み応えがありました。
1ヶ月ぐらいかかってゆっくり読んだかな。

[森鴎外]の作品『青年』の主人公が歩いた道を自ら辿るところから始まるこの作品は森鴎外の人となりを知るにあたって最適の書です。著者もあとがきで書いているとおりいろんな研究書はあるでしょうが、まずこの本を読むのがいいでしょう。

実際に自分でも読んだ鴎外の4人の子どもと鴎外の妹の随筆から浮かび上がる鴎外の像がよくまとめてあります。

意外だったのはこの本(文庫)のあとがきを[鹿島茂]が書いていたことです。最近の自分の読書傾向の行く先々でよくこの人に出会うなぁ。
by ごらく堂主人(夫) | [読書]日本文学 | comments(0) | trackbacks(0)| |
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